毎日が目まぐるしく過ぎ去っていく保育士の仕事ですが、毎月貰える給与明細は保管してあるでしょうか。
仕事と持ち帰りの残業、家事などの忙しさにまぎれて、確かあの辺にまとめておいてあるような気が、と保管場所もあいまいになっていませんか?
給与明細はすぐ捨てるのではなく一定の期間とっておく必要があり、各自で確認しなくてはならないところもあります。ここでは保育士の給与明細についてご紹介します。
捨てないでね?給与明細の保管期間は最低2年
給与明細をもらった直後から捨てている、という人は少ないでしょうが、どのくらいの期間保管しておけばいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか。
給与明細は最低でも過去2年間分はすぐに確認できるようにファイリングしておくのがいいでしょう。
給与明細は年金保険料の確認、所得税や住民税の確認、突発的な事項が起こったときのために必要です。
社会保険料は勤務先が半額負担しています。勤務先としては社会保険料を節約したいというのが本音ですが、不正が働かれていた場合や企業側に誤りがあった場合などは年金額に影響が出るばかりか年金未納として国民年金を追納しなくてはならなくなります。
そんなことがあるわけがない、と思いたいでしょうが、何があるかわかりません。給与明細は必ず保管しておきましょう。
勤務時間を確認!勤務記録をとっておくと便利
「給与明細は無条件に正しい」と思いこんでしまいがちですが、そんなことはありません。間違えていることもあります。
残業時間のつけ間違いなどがあると支給額が減ってしまいますので、勤務時間の確認をする必要があります。
サービス残業の多い保育士ですが、毎日の勤務時間を自分でも確認しておく必要があるでしょう。
その場合、迅速な行動ができるかどうかで変わってきますので、給与明細をもらった時点で確認し、間違いがあったら経理担当に伝えられるようにしてください。
何カ月もたってしまうと対応はしてくれるでしょうが、経理担当としてもスピーディーな対応が困難になる場合もあります。
支給額と控除額をチェック!
給与明細をもらったら、総支給額、差し引き支給額と一緒に控除額もチェックしましょう。
給与明細に記載されている控除とは所得控除と言い、給与から差し引かれる健康保険料や厚生年金保険料、介護保険料、雇用保険料などのことをいいます。ここには労働組合費なども含まれます。
給与明細を見ると結構控除で引かれているのがわかりますが、これらのお金は今後何かあって働けなくなったときなどにいきてきますので、無駄なお金ではありません。
何にどれくらい引かれているのか、給与明細をもらったらチェックしてみてください。給与明細はすぐに出せるように一年ごとにファイリングしておくと後々便利ですので、きちんと保管しておきましょう。