面接で使える転職理由、退職の伝え方&例文!

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今回のコラムでは保育士の採用面接で必ず質問されるといっても過言ではない
前職の退職理由について、どのような回答をすればよいのか?

おそらくこの疑問については保育士以外の職種でも転職の際には必ず聞かれる質問となります
もちろん正直に退職した理由を話す事は間違いではありません。

人間関係がうまくいかなく業務に支障が出たり、給与が思ったよりも少なく今後に不安があるなどの、
決定的な理由を伝え、志望理由につなげる事によって面接官にアピールする場面を作る事ができます
ですが、逆にあまりにもまっすぐに伝えすぎるとマイナスな印象を面接官に与えてしまう場合もあります

今回はそんな転職理由の伝え方についていくつかのパターンと例文を、3つご紹介していきたいと思います

 

①退職理由が人間関係の場合

「上司とやり方が合わなかった」「上から理不尽な事を言われた」など転職理由が人間関係の場合ですが
そのままストレートに伝えてしまうと、面接官にネガティブな印象を強く与えてしまい
「今働いている現場の人間と上手くいかなかったら、話がかみ合わなかったら、この人はすぐに辞めてしまうかもしれない」
と、思われてしまう可能性があるので、ここでは実際に上司や同僚と揉めた事があっても
具体的なエピソードを伝えるのは避け、職場での人間関係が上手くいかなかったので退職した。ではなく、
「新しいフィールドで保育士としてチャレンジしていきたい」や「自分の保育観を磨いていきたい」などの伝え方にすると良いでしょう

 

【例①】

保育士として様々な業務や経験をさせていただき日々成長を実感していきました。その保育に関する学びを深めていく中で
自分の視野をもっと広げたいと感じ、これまでの経験と実績が反映される新たな場所でチャレンジをしたいという気持ちが強くなり
環境を変えて新しい一歩を踏み出していきたいと考えています。

【例②】

様々な業務をさせてもらったり教えて頂いたりして、経験を積み重ねる事ができました。そしてその中で自分とは違った保育の視点を学べる事が出来たのですが、学べた事によってやはり自分は「子どもの主体性を大切にした保育をしていきたい」と感じ、転職を決めました

 

②退職理由が残業の場合

仕事量が多く、業務に追われてしまったり、人手不足で業務がうまく進まなかったなどの理由で残業が続いた等の場合の退職理由ですが、
はっきりと残業が多かったと伝えるのではなく、自分がいかに時間内に業務を終わらせるために工夫や努力をしたかを必ず伝えましょう
労働時間が長かった、仕事量が多かった、残業があったという理由は
主観的な見解や、本人の業務効率が悪かっただけでは?と思われてしまう可能性があります。
そうとらえれないようしっかりカバーして、ポジティブな伝え方をしておきましょう

【例1】

業務効率化のために提案を出したり、工夫をしていたのですが改善されませんでした
それによりなかなか休める時間をとれず、このままでは体調を崩してしまうと思い、転職を決意しました

【例2】
自分のなかで子どもたちひとりひとりと楽しくコミニケーションがとりたいと思っていましたが
どれほど努力をしても業務効率化をはかっても人不足も相まって、難しくなっていました
これでは自分の中で目指している保育士には近づけないと思い、退職をきめ、新しいフィールドで挑戦しようと思いました

 

③給与が低い

仕事量と比例して給与が安く感じる。もう少し給与アップを目指したいなどの転職理由が給与が安い場合ですが
こちらもネガティブな印象は与えずポジティブな伝え方をしましょう。決して「給与が安いから」と直接的な表現は使ってはいけません。
自分の働いた成果に見合う収入を得たいなど内容を前向きにして伝えましょう

【例1】

自分の頑張りが比例せず、業務量だけが増えていき、これではモチベ―ションも下がっていくと思い
退職を決意しました

【例2】
仕事量や経験に応じた評価が得られる園で働きたいと思いました
以前働いていた保育園では手当ての支給や残業代の支給などがなく、「自分への評価」について疑問を持つことがありました。
自分の頑張りに対しても、正当な評価が得られるとさらにやる気が増すと思い、転職を決意しました。

いかがでしたでしょうか?
ここでは一例として例文をあげましたが転職理由、退職理由を話す時は大きなアピールチャンスとなっています
転職・退職理由→志望動機へつなげる一貫性のある内容を伝える事ができると内定の可能性がグッとあがります!
面接対策としてある程度パターンを考えて準備しておくと良いかもしれません

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