
保育士が他の保育園に転職したい場合は、まず履歴書・職務経歴書の書き方をマスターすることが必要です。
「書式に沿って書けばいいのでは?」と思うかもしれませんが、履歴書・職務経歴書の書き方が採否を左右する場合もあります。
そこで保育士が転職する場合の履歴書・職務経歴書の書き方と注意点をご紹介します。
保育士の履歴書の基本的な書き方
保育士の転職時に限らず、履歴書には共通して求められる基本的なポイントがいくつかあります。
まず心を込めて丁寧に手書きをすることです。
字はその人の印象を大きく左右します。
キレイな字が書けないと悩んでいる人は、丁寧に書くことを心がけるといいでしょう。
誤字脱字がないように仕上げるのは言うまでもありません。
また学歴や職歴については、正確に記入することが重要です。
職歴については、保育園名と併せて業種名や従業員数、園児数、担当クラスを記入するとわかりやすくなります。
具体的には・・・
1.保育園の認可・認可外などの施設形態と定員園児数などを記入する。
2.事業内容・雇用形態・職種などを記入する。
3.保育園での担任業務・職務内容ついて
例)
社会福祉法人○○福祉会
〈在籍期間〉2010年4月~2016年3月(5年0ヵ月)
〈勤務先〉○○○保育園
〈園児数〉○○人
〈施設形態〉認可保育所
〈クラス担任〉3歳児(1年間)、4歳児(1年間)、2歳児(1年間)、5歳児(2年間)(計5年)
〈雇用形態〉正職員
〈職務内容〉
月案・週案のカリキュラムの作成
年間行事(夏祭り・運動会・発表会〉をはじめとする各種行事の準備、企画運営、事前準備から当日の進行
写真、誕生日カードの作成
玄関の壁面の製作など
また、写真は3カ月以内に撮ったものを使いましょう。
採用担当者はどこを重視してみているか?
保育士が転職するために履歴書を書く場合、一番力を入れたい部分は志望動機です。採用担当者が最も重視する項目であるケースも多いので、どう書いたらいいか悩む部分でもあります。
志望動機を記載する場合は、転職の理由と志望動機に矛盾がないように気を付けましょう。
矛盾があると、面接時にそこを突かれて痛い目に合う可能性があります。
また、前向きな志望動機にすることが望ましいでしょう。
「前の仕事が自分に合わなかったから」といったネガティブな内容だと、転職後も同じことになるのではないかと採用する側が考える可能性があります。
さらに、なぜ多くの保育園から志望した保育園を選んだのかについて、明確な理由を記入できると効果的です。
保育士の転職は面接をどうクリアするか!
履歴書がしっかり書けているだけでは、転職を成功させ保育士として採用されるには十分ではありません。
やはり、面接をいかにクリアするかがポイントになります。
面接には身だしなみが大切である点はもちろん、自分の人間性が面接官から見られていると自覚しておくことが大切です。
嘘をつく必要はありませんが、どのような質問にも「応募者を見極めよう」という意図があることは忘れないようにしておきましょう。
また、すくなくとも履歴書に書いた職歴や志望動機については、よどみなく答えられるように準備しておく必要があります。
自分のキャリアアップのためにも、しっかり履歴書を作成し面接を突破しましょう!