保育士さんの職場である保育所の数は、年々増加しています。
内閣府が発表している「子ども・若者白書」によると、保育園はここ数年、毎年300~400施設のペースで新たにオープンしています。(2016年年現在)
保育士さんが転職をする場合には、オープニングスタッフを狙うという選択肢もあります。
オープニングスタッフ求人のタイミングと具体例
オープニングスタッフの求人は、通年で平均して募集されるのではなく、4月のオープンに合わせてその前の10月から2月頃に募集が集中する傾向があります。
その時期を逃さず転職活動をすると効果的です。
しかし、4月開園ばかりでなく6月開園という条件の保育園もありますので、転職活動が遅くなっても十分応募できる可能性があるでしょう。
また、具体的な求人の条件を専門サイトなどで比較検討することも大切です。
具体例としては、都内駅近で正社員、給与28万円という募集もあれば、関東近隣県で最寄り駅から徒歩30分、給与19万円という募集もあります。
自分の希望する条件を整理した上で、転職活動することが大切です。
オープニングスタッフのメリットとデメリットとは?
保育園のオープニングスタッフになるメリットとしては、職場をいちから作り上げることに参加でき、やりがいを感じやすい点が挙げられます。
また、古参の保育士がいないなど、人間関係に悩む可能性が低いのもメリットといえるでしょう。
オープニングの大変さとよろこびを共有できるため、仕事以外でも仲良くできる仲間ができる可能性もあります。
施設や設備が新しいのも魅力でしょう。
一方、デメリットもあります。
新たな保育園の場合、マニュアルなどが整備されておらず、運営に苦労が伴う点が挙げられます。
また、最初のスタッフの仕事ぶりによって保育園の評判が決まるといった面がありますので責任は重大です。
オープニング保育園を選ぶポイントを知っておこう
オープニング保育園を選ぶポイントは3つあります。
1つ目は、給料だけでなく社会保障や福利厚生、労働時間がどうなっているかを確認することです。
延長保育の有無についてもよく確認しておく必要があるでしょう。
2つ目は、経営理念や経営者の考え方を調べておくことです。
すでに運営されている保育園の場合は、口コミなどで運営状況を知ることができますが、オープニングの場合はそうはいきません。
仕事がしやすい職場になるかどうかは、経営者の考え方に大きく左右されるでしょう。
3つ目は、求人の探し方です。
ネットで調べる場合は「オープニング」「保育士」と入力すればすぐに見つけられますが、そのあとの絞り込みを自力でやるのは大変です。
保育士専門の転職エージェントの活用も視野に入れて転職活動することをおすすめします。