「自分が保育士として転職したい」と考えるとき、他の保育士さんの転職理由は気になりますよね。
どんな理由で辞める人が多いのか、なんとなく興味がわくものです。
ここでは、保育士の転職理由になる3つの事柄をご紹介します。
保育士は責任ある仕事!それだけにプレッシャーも…
保育士の仕事は子どもの命を預かり発達を促す仕事です。
多くの子どもが集まる場ですのでケガをする子どももいれば体調を崩す子どももいます。
命を預かる仕事なので一瞬たりとも気を抜くことはできませんし、時として休憩時間のない場合もあります。何が起こるかわからない現場ですので、トイレに行くのも躊躇されます。
そんな仕事ですので、保育士ひとりひとりにはかなりのプレッシャーがかかっています。毎日子どもの体調や行動を見守りながら、最大限に気を張って仕事をしています。
そんな毎日に疲れてしまって転職したいと考える人も多いようです。
重労働なのにお給料安すぎない?
子どもの命を守りはぐくみ、一日中一緒にいてその発達を促すというのは、言葉にすれば簡単に聞こえますが実際はとんでもなく重労働です。
広い園庭で鬼ごっこをすれば、元気に走り回る10人以上の子どもひとりひとりを捕まえなければなりません。その後子どもと一緒にお昼を食べて子どもを寝かしつけ連絡帳を何冊も書くことが日課です。
さらにおもちゃの消毒をして制作の下準備をし、園内のトイレを掃除して子どもがお昼寝から起きたらまた遊び始めて、と息つく暇もありません。
ハードに一日中働いても、給料が安くひとり暮らしの場合には生活していくだけでやっと、という人も少なくありません。
労働に見合わない給料で保育士から転職してしまう人もいるようです。
拘束時間が長すぎる!しかもサービス残業です…
保育園では早番、遅番に分かれているところが多いので、保育園によっては朝6時くらいから早番の保育士が来ています。
早番の保育士は当然早い時間に帰宅することになっていますが、ほとんどの保育士はサービス残業をしており、定時で上がっている保育士はほとんどいません。
また、遅番の保育士も時間よりもかなり早く保育園に来ていることが多いです。壁面の飾りを自宅に持って帰って作る、持ち帰り残業も当たり前のことになっており、休日も子どものために課業の工作の準備をしています。
それらすべての残業はサービス残業なので、拘束時間の長さから転職を考える保育士も多いでしょう。
しかし就職した先の保育園の方針にもよりますので、転職するときには残業に対する園の方針など確認できるといいですね。