保育園は保育士の就職先として代表的な存在ですよね。
保育士として働き始めた以上は、主任保育士を目標にする人もいるのではないでしょうか。
ここでは、保育園で主任保育士になるためのノウハウについてまとめました。
経験年数は平均8年以上!経験やスキルを磨いて修行するべし!
保育士の上司として主任保育士があります。
主任保育士は、保育園に通う園児すべてを担当するほか、保護者からの窓口的役割を持っています。また、園内では園長のサポートを行う一方で、保育士を指導する役割もあります。
このようなことから、主任保育士は園長と保育士のクッション的存在にもなるため、保育士としての技術だけでなくリーダーとしてのスキルも求められます。
主任保育士になるためには保育現場での経験を積む必要があり、経験年数は平均8年以上ともいわれています。しかし、保育園によってはもっと早く昇進できるところや、逆に、長年勤めても主任への道がみえてこない場合もあります。
このように、保育園の事情は個々にもよりますが、いずれにしても保育士としての経験やスキルが問われる役職です。
主任保育士を目指していることを人事担当者に伝えることや、日頃からの修行を積み重ねることが大きなポイントになります。
基準がない保育園も多数…キャリア形成に不満を持つ保育士も
保育園には公立と私立がありますので、保育園の求人に応募するときは経営母体を確認しておきましょう。
特に、私立保育園には、主任保育士になるための明確な基準がない傾向がみられます。
職場の規模が小さいと役職も限られてくるため、キャリア形成ができにくいことが保育士の不満にもつながっているようです。
主任保育士になっても給与面などの待遇がよくなるかどうかは疑問です。小さい保育園では、園長がすべてを切り盛りするケースがよくみられます。
また、保育士の平均年齢が若い保育園もありますが、人件費削減を目的としている可能性も知っておきましょう。
このように、保育園の規模や予算の関係もあり、主任保育士を置いていないところもあるようです。
クラス担任を兼務する主任保育士もあり、主任としての重責が加わり、仕事量が増加することも少なくありません。
保育園では、保育士が保育日誌や保育内容計画などの事務作業を行います。主任保育士になると、地域関連機関とのやりとりも発生するため、さらに多忙になります。
そのため、子どもたちと十分触れ合う時間的余裕がないことを不満に感じている主任保育士も多くいます。
昇格できない…なら転職も視野に入れて考えよう
もし、将来的に昇格が期待できない職場だと感じたときは、転職も視野に入れることをおすすめします。
転職先を探す場合は、主任職での募集をみつけることが大切なポイントです。また、開園にともなう保育士募集案件も要チェックです。
民間企業内に設置されている保育園に就職して、保育士ならではの経験をアピールする方法もあります。
なお、保育士の転職を考えている人は、「保育士人材紹介サービス、保育士・幼稚園転職サイトなど」を利用するといいでしょう。
保育士のほか、主任保育士、施設長(保育園園長)などの職種も充実しています。