保育園の主任の仕事は、なんとなくわかるけれどはっきりとは知らない、という人も多いのではないでしょうか。
保育園の主任の仕事と責任を知って、将来の出世に備えましょう!
保育園の主任の一日
保育園の主任の仕事は幅が広いのが特徴です。
朝、子どもや保護者を迎え入れる時には顔色や元気があるかどうかを一人一人チェックしながら声掛けをして迎え入れます。
その後のミーティングでは保育士のシフトの調整をし、園長のいない時には園長代理を務めます。
月案、週案の最終チェックや保育園見学者の対応、保護者対応、地域の人たちとの交流、全体会議などの司会進行なども主任保育士が行っています。
また、保育園内の人間関係を良好にすることも主任保育士の大切な仕事のひとつです。
園長が対応するほどではないけれど、クラスを持っている保育士では対応しきれないところや細かいところにまで目を光らせています。
主任の責任はどこからどこまで?
主任の仕事は幅が広く、その責任はどこからどこまで負えばいいのか…と感じてしまいますよね。
基本的には園長代理も務める主任ですので、園長と同等の範囲で責任が求められることもあります。
最終的な責任は園長が追うことになりますが、何かあった時に主任が知りませんでした、では済まされません。
園長が今何をしているのか必死で見て学びつつ、子どもたちだけでなく保護者の対応も主任として行わなければなりません。
主任保育士になろうと思ったら園内のすべての子どもと園の運営に責任があると考えて仕事をした方がいいでしょう。
自分の責任を見つめて前向きに仕事に取り組める人でなければ、主任保育士は務まらないということです。
主任に求められる仕事のスキルとは
主任の仕事は幅が広いため、調整能力や体力、広い視野とさまざまなスキルが求められます。
しかし一番求められるのは、コミュニケーション能力です。
保護者対応、保育園内の人間関係の調整、園長代理の時の行政対応、保育園見学者への対応、地域住民とのコミュニケーションなど、一般の保育士よりも外部の人と接する機会も多いのが主任です。
さまざまな人と接する中で関係を調整して園の運営を円滑にしていくことが主任には求められます。
一般の保育士は主に子どもとその保護者と関わりますが、主任になるとそのほかの多くの人たちと接することになりますので、コミュニケーション能力はかなり重要視されるでしょう。
保育園内の運営が円滑に行われ、保育士同士が協力して子どもをみることができる環境づくりには、主任保育士のコミュニケーション能力は必要不可欠とも言えます。