保育の求人で保育士の他に「保育補助」という職種が出てきますが
皆様具体的に保育士とどう違うのかご存じでしょうか
今回は[保育士]と[保育補助]の違いについてお話いたします。
保育士と保育補助の違いとは?
保育補助とは、保育園や幼稚園、託児所などの保育現場で主に保育士をサポートする仕事のことです。保育での現場を未経験で保育士資格が無くても就けるため、
保育士を目指す学生や、元保育士、子育て経験のある専業主婦の方など、
「保育士の資格は持っていないけれど、子どもと関わる仕事がしたい」と考えている方に人気の職業となっています。
また、保育現場では例年保育士不足が問題となっていることもあり、保育補助はその手助けになる存在としてここ近年でも注目されており
現場での役割としては保育士と密に連携をとりながらより良い保育環境をつくるという役割を担っています
それでは次は資格のある保育士と資格がない保育補助のちがいを
雇用形態や仕事内容、お給料などの分野に分けて比べて解説をしていきたいと思います。
①雇用形態
保育士は資格を持っているためフルタイムであれば正社員として雇用されることんはもちろん、パート・アルバイトなどの雇用形態もあります。
一方、保育補助は保育士が他の業務で手が回らない時のヘルプを担当する事が主な業務の役割となっているため、
正社員よりもアルバイトやパートとしての雇用形態が多くなっています。中には保育補助でも正社員または契約社員として雇用している会社もありますが
全体的にみると1~2割ほどととても少なく、保育補助の多くはアルバイト・パートの雇用形態となります
②仕事内容
保育士と保育補助の大きな仕事内容としての違いは保育士はクラスの担任を持つ事ができますが、保育補助は担任を持つ事ができない部分になります。
保育士の業務は保育園の全般的な業務から始まり、クラス担任としての業務、保育日誌、指導案といった専門的な業務も含まれます。一方、保育補助の業務は上記で紹介した保育士の補佐役を担う事が多く、担任を持ったり保育日誌、指導案を提出するなど専門的な業務は行うことはありませんが園内の掃除や洗濯、散歩の引率、食事のサポートなど保育士が手が回らない業務をを全般的にすることになります。
③給料
国家資格である保育士資格がある保育士とない保育補助で
どのくらい給料が変わってくるのか?下記のデータを参照してみましょう
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によれば、保育補助の平均年収は381.9万円です。
厚生労働省の令和4年の調査によると、保育士の平均給料月額は約26万6,800円という結果でした。一般的に給料の手取り金額は、額面の75〜85%程度といわれています。よって保育士の手取り金額は、20万円ほどと考えられるでしょう。
保育士の平均年収は約382万と事実上あまり差がないのが現状となっています
これはどちらかというと先述でも記載したとおり、保育補助はパート・アルバイトが多くなっています
この場合だと保育士との給料の差は1~2万円程度となっておりますが、正社員となると5~8万円ほどの差が出てくると統計ででています。
いかがでしたでしょうか?
保育士の資格は持っていなくても「子どもが好きなので子どもに関わる仕事がしたい」と考える人には保育補助の仕事がおすすめです。保育士不足課題となっている今、保育補助需要は高まっています。保育補助の求人を行っている施設では子育て中の主婦やブランクのある資格保有者、保育士を目指す学生など、さまざまな層の人を受け入れています。
勤務時間や働き方に制限がある人も挑戦しやすいのも特徴です。ぜひ自分のライフスタイルに合う求人を見つけてみてください!