保育士の悩みは子どもの発達が最たるものではないでしょうか。子どもの発達を促すために遊びを考えたり言葉かけを工夫したりと毎日保育士全員が悩み、課題として持っているものです。
しかし、保育士の悩みはそれだけではありません。ここでは保育士の隠れた悩みをご紹介します。
子どもの風邪がうつる…!保育士は1年中体調不良もあり得る
子どもが免疫力を自分で獲得するまでは、子どもから子どもへと風邪やさまざまなウイルスが飛び交います。
あの子が休んでいたと思ったら今度はこの子…と、休みが絶えない冬の季節は保育士も気が抜けません。
嘔吐があれば処理しなくてはならないし、ウイルス性のものなら保健所にも連絡しなくては…など、子どもの命を守るために保育士は頑張っています。
しかし、保育士自身も子どものウイルスをもらって体調が悪くなることがあります。人によっては1年中どこかしら体調が万全ではない、という保育士もいるのです。
体調管理をどんなにやっても追いつかないというのは保育士の永遠の悩みではないでしょうか。
正規保育士とパート保育士の深い溝
正規職員の保育士はクラス担任や主任など、責任のある立場を任されることも多いのですが、パート保育士はあくまでも補佐という位置づけで働くことが多く、時給も安いです。
もっと責任のある立場で働きたいと思っているパート保育士も多数いますが、保育園に正規職員の空きがなければ正規の保育士にはなれないというケースがほとんどです。
同じ保育士の国家資格を持ちながら、正規とパートという働き方が違うだけで給料や待遇に大きな差が出てしまいます。
パート職員を選んで働いているならいいのですが、必ずしも全員がそうではないのが実情です。
多すぎる書類!デジタル化の進まない園内のしくみ
保育園は書類が多く、園にもよりますがその書類作りに残業を強いられることもあります。世間はデジタル化が進んでいるのに、保育園はまだまだアナログです。
デジタル化についていけないスタッフが多くいることも原因の一つになっていますが、保育園のとんでもない忙しさもデジタル化を遅らせる要因の一つになっています。
保育園は常にギリギリの人員で仕事をしていますので、デジタル化してパソコン操作などで手間取っていると仕事がどんどんたまってしまいます。
仕事がたまると保護者にも迷惑がかかりますし、毎日の保育にも影響が出ます。昔ながらの保育園も多く、仕組みをすべて変えるとなると保育園内でプチパニックが起こるでしょう。
デジタル化させたいけどできない…という環境の中で保育士は日々戦っているのです。